(ご参考)フライデー記事「被害10億円!(震災商法の闇)「津波シェルター(ノア)」の水漏れトラブル」
フライデー2013年2月22日号の記事。
実際の状況を確認されたい方は、個別にご連絡いただければと思います。
記事のURL
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34889
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34889?page=2
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34889?page=3
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記事の内容はここから
「被害10億円!(震災商法の闇)「津波シェルター(ノア)」の水漏れトラブル」
「庭に置いておいたら、中に雨水がたまっていた」(購入した客)
「北海道の自治体が実験で海に浮かべたところ、みるみるうちに沈んでしまった」(千葉県で販売代理店を営む男性)
これらは、上写真の奇妙な球体(記事中の津波シェルター ノア)に寄せられたクレームの一部である。
'11年の東日本大震災後に「あらゆる災害から命を守る」という触れ込みで発売された〝津波シェルター〟ノア。
見覚えのある読者も多いことだろう。
球体内部に入ることで、家屋の倒壊や津波の襲来にも耐えられるとされ、直径1.2mの大人4人用(48万900円)と、直径1.5mの大人6人用(71万1900円)など、数種類が販売されている。
'11年6月に読売新聞で〈『津波にも負けない』防災シェルター〉として紹介されると、家屋の耐震化よりも低価格で震災対策ができると話題を呼んだ。
その後、中日スポーツなどのスポーツ紙や、『おはよう日本』(NHK)などの情報番組、果てはアルジャジーラなど海外のメディアでも取り上げられた。
研究・開発をした、神奈川県平塚市の『コスモパワー』の田中昭次社長は様々なメディアに登場し、熱弁を振るった。
だが、このノアには、多数のクレームが寄せられていた。
田中氏とともにノアを共同開発した、FRP(強化プラスチック)製造会社『光レジン工業』の大野仁生取締役が話す。
「田中氏と初めて会ったのは、'11年の5月頃です。
うちのホームページを見てやって来たようでした。
『国難を救うために協力してほしい』と言うなど、立派な志を持っているように最初は感じましたね。
弊社が外枠とハッチの部分を製作し、蝶番やパッキンを付けるなど組み立ての作業は、神奈川県平塚市にある田中氏の系列会社で行うことになりました」
・・・・・
光レジンの協力を受けた田中氏は'11年の12月頃から全国の販売代理店を通して、約180台のノアを販売。
だが、ノアの対地震・津波能力には早くから疑問符がつけられていた。
・・・・・
「組み立てを行った系列会社の技術に問題があったのか、隙間から水が入ってきてしまうんです。
そもそも、蝶番が外に付いているので、津波で流されている時に岩などにぶつかってしまったら、蝶番も外れてしまう。
さらに、ハッチが側面にあるため、海に浮かんでいると外に出られない、などの構造的な問題を抱えていたんです」(大野氏)
・・・・・
それでも折からの防災ブームと、広くメディアに取り上げられたことで、ノアは注目を浴び、累計6000万円以上を売り上げた。
だが、田中社長は資金集めの過程でもトラブルを起こしていた。
コスモパワーに総額700万円を出資したという男性が証言する。
・・・・・
「3年前、人を介して、数ヵ月以内にコスモパワーが上場するので出資者を募っているという話を持ちかけられました。
出資したものの、いつまでたっても上場せず、株主総会も一度も開かれない。
上場しないのならカネを返してくれと、田中の携帯に電話しても『もうすぐ払います』と言うだけで一向に返金されない。
このノアがメディアで取り上げられたことを材料にコスモパワーの株を買わされ、一人で1500万円以上も出資した人もいます。
〝被害額〟は10億円を軽く超えるのではないでしょうか」
・・・・・
本誌は渦中の田中社長に数々の〝疑惑〟について尋ねた。
・・・・・
「えー、水が漏れるとはどういうことだろう?
改造は年中やってますけど。
いかんせん、完璧を求められたらまだまだね。
私としては、会社の体力をつけたら、水漏れしないように、(パッキンや部品を)いいものに交換させてもらわなければいけねえかな、とは思っておるんです」
・・・・・
と、悪びれる様子もない。
また、〝出資金〟を返還しないと言われている件については「株主さんの中で騒いでいる人は、儲かったら何も言わないんでしょ」と強弁した。
現在、光レジンは田中氏と決別し、ノアの問題点を解決した独自の防災シェルター『HIKARI』を開発中だ。
・・・・・
田中氏が光レジン以外の業者と製造したものを含め、200台以上が流通しているノア。
お持ちの方は、とにかく一度、防災性能を確認してみたほうがいいかもしれない。
(記事中の写真1)

ハッチ(入り口)の左側に付いている金属製の金具が問題の一つである蝶番。ノアの販売用パンフレットの表紙より
(記事中の写真2)

2011年、神奈川県の平塚港でノアを紹介する田中氏。発電機や空き缶を圧縮する機械の開発などもしている
(記事中の写真3)

光レジンの大野仁生取締役(左)と大野勝三社長。部品代金未払いのため、田中氏への訴訟を起こしている
記事の内容はここまで
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※津波シェルター「ヒカリ」のホームページはこちらです。
http://www.shelter-hikari.com/
※記事中にあるシェルター(ノア)の弱点は、
・蝶番が外に付いているので、津波で流されている時に岩などにぶつかってしまったら、蝶番も外れてしまう。
⇒「ヒカリ」では解決されています。
・ハッチが側面にあるため、海に浮かんでいると外に出られない、などの構造的な問題
⇒ヒカリでは独自機能の「内部スイング機能」により解決されています。
実際の状況を確認されたい方は、個別にご連絡いただければと思います。
記事のURL
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34889
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34889?page=2
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34889?page=3
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記事の内容はここから
「被害10億円!(震災商法の闇)「津波シェルター(ノア)」の水漏れトラブル」
「庭に置いておいたら、中に雨水がたまっていた」(購入した客)
「北海道の自治体が実験で海に浮かべたところ、みるみるうちに沈んでしまった」(千葉県で販売代理店を営む男性)
これらは、上写真の奇妙な球体(記事中の津波シェルター ノア)に寄せられたクレームの一部である。
'11年の東日本大震災後に「あらゆる災害から命を守る」という触れ込みで発売された〝津波シェルター〟ノア。
見覚えのある読者も多いことだろう。
球体内部に入ることで、家屋の倒壊や津波の襲来にも耐えられるとされ、直径1.2mの大人4人用(48万900円)と、直径1.5mの大人6人用(71万1900円)など、数種類が販売されている。
'11年6月に読売新聞で〈『津波にも負けない』防災シェルター〉として紹介されると、家屋の耐震化よりも低価格で震災対策ができると話題を呼んだ。
その後、中日スポーツなどのスポーツ紙や、『おはよう日本』(NHK)などの情報番組、果てはアルジャジーラなど海外のメディアでも取り上げられた。
研究・開発をした、神奈川県平塚市の『コスモパワー』の田中昭次社長は様々なメディアに登場し、熱弁を振るった。
だが、このノアには、多数のクレームが寄せられていた。
田中氏とともにノアを共同開発した、FRP(強化プラスチック)製造会社『光レジン工業』の大野仁生取締役が話す。
「田中氏と初めて会ったのは、'11年の5月頃です。
うちのホームページを見てやって来たようでした。
『国難を救うために協力してほしい』と言うなど、立派な志を持っているように最初は感じましたね。
弊社が外枠とハッチの部分を製作し、蝶番やパッキンを付けるなど組み立ての作業は、神奈川県平塚市にある田中氏の系列会社で行うことになりました」
・・・・・
光レジンの協力を受けた田中氏は'11年の12月頃から全国の販売代理店を通して、約180台のノアを販売。
だが、ノアの対地震・津波能力には早くから疑問符がつけられていた。
・・・・・
「組み立てを行った系列会社の技術に問題があったのか、隙間から水が入ってきてしまうんです。
そもそも、蝶番が外に付いているので、津波で流されている時に岩などにぶつかってしまったら、蝶番も外れてしまう。
さらに、ハッチが側面にあるため、海に浮かんでいると外に出られない、などの構造的な問題を抱えていたんです」(大野氏)
・・・・・
それでも折からの防災ブームと、広くメディアに取り上げられたことで、ノアは注目を浴び、累計6000万円以上を売り上げた。
だが、田中社長は資金集めの過程でもトラブルを起こしていた。
コスモパワーに総額700万円を出資したという男性が証言する。
・・・・・
「3年前、人を介して、数ヵ月以内にコスモパワーが上場するので出資者を募っているという話を持ちかけられました。
出資したものの、いつまでたっても上場せず、株主総会も一度も開かれない。
上場しないのならカネを返してくれと、田中の携帯に電話しても『もうすぐ払います』と言うだけで一向に返金されない。
このノアがメディアで取り上げられたことを材料にコスモパワーの株を買わされ、一人で1500万円以上も出資した人もいます。
〝被害額〟は10億円を軽く超えるのではないでしょうか」
・・・・・
本誌は渦中の田中社長に数々の〝疑惑〟について尋ねた。
・・・・・
「えー、水が漏れるとはどういうことだろう?
改造は年中やってますけど。
いかんせん、完璧を求められたらまだまだね。
私としては、会社の体力をつけたら、水漏れしないように、(パッキンや部品を)いいものに交換させてもらわなければいけねえかな、とは思っておるんです」
・・・・・
と、悪びれる様子もない。
また、〝出資金〟を返還しないと言われている件については「株主さんの中で騒いでいる人は、儲かったら何も言わないんでしょ」と強弁した。
現在、光レジンは田中氏と決別し、ノアの問題点を解決した独自の防災シェルター『HIKARI』を開発中だ。
・・・・・
田中氏が光レジン以外の業者と製造したものを含め、200台以上が流通しているノア。
お持ちの方は、とにかく一度、防災性能を確認してみたほうがいいかもしれない。
(記事中の写真1)

ハッチ(入り口)の左側に付いている金属製の金具が問題の一つである蝶番。ノアの販売用パンフレットの表紙より
(記事中の写真2)

2011年、神奈川県の平塚港でノアを紹介する田中氏。発電機や空き缶を圧縮する機械の開発などもしている
(記事中の写真3)

光レジンの大野仁生取締役(左)と大野勝三社長。部品代金未払いのため、田中氏への訴訟を起こしている
記事の内容はここまで
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※津波シェルター「ヒカリ」のホームページはこちらです。
http://www.shelter-hikari.com/
※記事中にあるシェルター(ノア)の弱点は、
・蝶番が外に付いているので、津波で流されている時に岩などにぶつかってしまったら、蝶番も外れてしまう。
⇒「ヒカリ」では解決されています。
・ハッチが側面にあるため、海に浮かんでいると外に出られない、などの構造的な問題
⇒ヒカリでは独自機能の「内部スイング機能」により解決されています。
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