地震・津波 救命避難用シェルター「HIKARi(ヒカリ)」 耐久力試験にて「耐荷重強度 22.4トン」を記録!
地震・津波 救命避難用シェルター「HIKARi(ヒカリ)」
耐久力試験にて「耐荷重強度 22.4トン」を記録!
⇒公式ホームページでのニュースページはこちら
シェルターHIKARiは、軽量、低コストを追求した「FRP層の厚さ=10ミリ」ながら、耐久力試験にて耐荷重強度「22.4トン」を記録。
一般家庭、事業所普及用の、地震・津波両方に対応した防災シェルターとしては、世界でも前例のないレベルの耐久力を実現しました。
株式会社光レジン工業が製造、販売する、地震・津波対応の避難用防災シェルター「HIKARi(ヒカリ)」の耐久力試験が、2013年8月20日、千葉県習志野市の研究施設にて行われました。
耐久力試験の結果、「耐荷重強度(押し潰す圧力への耐久力)22.4トン」という耐久力を記録。
この「22.4トン」という耐久力は、50人乗りの大型観光バス(重量約15トン)が上に乗っても押し潰すことができない程の、大変強靭なものです。
FRP(繊維強化プラスチック)製の防災シェルターであるシェルターHIKARiの球体は、たった「10ミリ」の厚さのFRPでできています。
「軽さ」「強さ」「低コスト」を兼ね備えたこのシェルターHIKARiは、一般家庭、事業所普及用の、地震・津波両方に対応した防災シェルターとしては、世界でも前例のないレベルの耐久力を実現しています。
⇒FRP(繊維強化プラスチック)とは
◆耐久力試験を実施する理由
シェルターHIKARiは、地震・津波の両方に対応した防災設備です。
大地震発生時には、家屋の倒壊、津波に家が流される、がれきの下敷きになるといった事態が発生しますが、シェルター内に逃げ込むことで安全に避難することができます。
一般的な家屋の重量は、数トン~10トン以上とも言われており、家屋倒壊から避難するための防災シェルターには、そのような大きな重量にも耐えうる耐久力(耐荷重)が必要です。
シェルターHIKARiも、当然そのような耐久力(耐荷重強度)を備えるよう設計、製造されており、今回の耐久力試験も、その耐荷重強度を確認すべく実施されました。
⇒過去の耐久力試験の様子を見る
◆耐久力試験の実験設備
耐久力試験は、数トン~数十トンの圧力をシェルターHIKARiにかけていくという、大変おおがかりな内容です。
千葉県習志野市の研究施設にある「REN-5000kN用I形計測制御装置(島津製作所製造)」という、普段は建築用の鉄筋コンクリート等の強度を計測する装置を使用しました。
シェルターHIKARiに上部から圧力を加えていき、球形のシェルターの形状が変形する様子や、破損の発生状況について計測を行いました。
◆「耐荷重強度=22.4トン」はどの程度の重さなのか?
「22トン」と言われても、それがどの程度の重さなのかピンとこないかもしれません。
ご参考になればと、様々な物の重さの例を集めてみました。
・大型バスであれば1~2台
・アフリカゾウなら3~4頭
・乗用車なら約20台
・住宅1~3棟
といった重量で押し潰す程度の圧力に、地震・津波シェルターHIKARiは耐えることができたのです。
実は「耐荷重強度」よりももっと重要なことがあります!
今回のニュースでは「耐荷重強度22.4トン」ばかりを強調していますが、実はこの数字自体は、それほど画期的なものではございません。
上述しましたように、シェルターHIKARiの球体のFRP層の厚さは「10ミリ」です。
このFRP層を20ミリ、30ミリ・・と厚くするなど、各種のカスタマイズにより、今回の22.4トンよりもさらに耐久力の強いシェルターを作ることは容易に可能なのです。
私どもは、防災シェルターHIKARiを、「一般のご家庭や事業所に、地震、津波への万全な備えを提供したい」という理念のもと、開発してまいりました。
そのために「いかに軽量、コンパクト、低コスト、高品質を保ちながら、地震や津波からの避難に十分な強度を実現するか」の試行錯誤を繰り返してまいりました。
その結果、現在のシェルターHIKARiは以下のような商品内容となっております。
------------------------------------------------------
<シェルターHIKARiの商品概要>
・重量
シェルターHIKARiの重量は70キロ程度で、大人2名で持ち運びが可能。通常の家屋であれば設置場所の床の補強等も不要です。
・サイズ
大人4人が避難可能な直径120センチ。マンション等にも搬入しやすい組立タイプもあります。
・コスト
販売価格は、シェルター本体48~50万円(税別)
・品質
シェルター本体は10年保証。完全国内生産。
------------------------------------------------------
(詳細は、価格のご案内、HIKARIの特長、をご覧ください)
FRP層を厚くするなどすれば、強靭な耐久力のシェルターを作ることは容易ですが、
使う材料を増やせば増やすほど、重量が重くなり、搬送にもコストがかかりますし、住宅内への設置も困難になります。
また、使う材料を増やすと、どうしても価格が高くなったり、生産コストを下げるために海外生産になるなどの不安も生じてしまいます。
こういった、性能や耐久力だけに着目した防災シェルターは、私たちの目指す姿ではありません。
私たちは、近い将来に発生が懸念されている「南海トラフ巨大地震」への備えを、一般家庭、事業所等にできるだけ多く提供したいと考えており、常に重量やコストとのバランスを意識しながら、高性能のシェルターの開発を進めてきました。
そして今回、一般家庭、事業所に普及可能な内容を実現しながら、同時に、「耐荷重強度22.4トン」という地震・津波からの避難に十分な耐久力を実現することができたというが、本日のニュースで私どもがお伝えしたいメッセージでございます。
※シェルターHIKARiを、耐荷重強度30トンクラスの仕様にカスタマイズして欲しい…といった 御要望にも対応可能(要実費)です。お気軽にご相談下さい。
⇒お問い合わせ窓口
◆徹底的に試験を繰り返し開発された地震・津波シェルターです
地震・津波シェルターHIKARiは、大地震による家屋倒壊、津波の襲来を想定した避難用シェルターであり、15トン以上の重量にも押し潰されない耐荷重性と、物体の衝突に対しても破損しない耐久性を持つよう、細心の注意を払って綿密に設計されています。
しかし弊社では、その耐久性能、安全性をより確実なものにするために、完成品のシェルターを惜しみなく使い、限界を超えた大きなストレスを与えて、今回のようにシェルターを徹底的に破壊するまで行うような、過酷な実験を繰り返し行ってきました。
このような過酷な実験によりわずかな弱点をも洗い出し、克服すべく試行錯誤を繰り返してまいりました。
今回記録した「厚さ10ミリにて、耐荷重強度22.4トン」という世界に例を見ないほどの耐久力を実現できたのも、そういった弊社の開発姿勢の表れであると自負しております。
(初めての方)地震・津波シェルター「HIKARi(ヒカリ)」とは?
地震シェルター・津波シェルターHIKARi(ヒカリ)は、日本で初めて強化プラスチック製球形シェルターの開発を行った「株式会社光レジン工業」が製造・販売する、業界最高強度の防災・救命シェルターです。
「ヒカリ」は直径120センチの移動式シェルターで、一般家庭でも部屋の中やベランダ、庭に設置することができます。
大人4人が避難することができ、ご家族の避難に最適な大きさです。
FRP(繊維強化プラスチック)という特殊素材でできており、外部からの衝撃や圧力に極めて強い耐久力を発揮します。
大地震発生で家屋倒壊が起きた際にも、このシェルター「ヒカリ」は15トン以上の荷重圧力に耐えるよう設計されています。
またFRP素材は劣化しにくく、強い防水性を持ち、軽量なので、大人4人が乗り込んでも水に浮きますので、津波に襲われた際にも水に浮上し、流されながら避難することができます。
去る2011年3月11日に発生した東日本大震災は、死者・行方不明者数合計15,000名を超える、未曽有の大惨事となりました。
しかし近い将来、それをはるかに上回る災害規模の「南海トラフ大地震」の発生が想定されています。
2012年に内閣府が発表した南海トラフ地震の被害予想では、死者30万人、経済被害200兆円という驚くべき内容が明らかになりました。
大地震や大津波はいつ訪れるかわかりません。
突然の大地震による家屋の倒壊や、避難所への避難も間に合わないほどのスピードで押し寄せる津波・・・被害者の多くは、地震・津波発生直後の家屋倒壊、火災、津波の浸水によって引き起こされています。
シェルター「ヒカリ」は、その地震発生直後の被災において特に大きな救命効果を発揮し、被害を最小限にする目的で開発されました。
東日本大震災 追悼メッセージ
平成23年3月11日発生の東日本大震災で
お亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げます。
また、全ての被災者の皆様に対し心よりのお見舞いと
一日も早い復興をお祈り申し上げます。
開発目的
先の大震災に於いては、死者15,861人、行方不明者2,939人という甚大な被害が発生しました。これらの被害は岩手県・宮城県・福島県の3県の太平洋沿岸部に集中しており、更には、犠牲者の死因の92.5%が津波による溺死(水中での圧死も含まれると推定)であった事も解っています。
震災後に判明した様々なデータは、二つの教訓を示唆しています。
一つは、被災地のハードウェア(道路・防波堤等の社会資本や、家屋等の個人資産)を、事前に採用されていた対策とは別の、何らかの方法で守る手段が、皆無であったという事。
二つ目は、「命を守る対策」だけに絞り、津波が想定される沿岸地域に、「防災・救命設備」が導入されていれば、犠牲者の9割を救う事が出来たのであるという事。
尊い犠牲によって得られたこれら二つの教訓を決して無駄にしない様、今後発生が想定されている、「南海トラフ大地震群」への対策の切り札として開発したのが、この「防災・救命シェルター HIKARi」です。
3つの課題
この商品は、一般家庭も含めた普及を念頭に入れておかなければならない為、高強度である事に加え、軽量(幾ら強靭でも、木造家屋で床が抜ける様な重さであってはならない)かつ安価(4人家族の場合、一人あたりの救命対策費が¥125,000-)である事を前提として開発されました。「必要にして充分な強度と、女性二人で持ち上げられる軽さ、そして、安価な導入コスト」という、三つの難しい課題をクリアし、満を持して発売致します。
Made in Japan の威信を賭けて
この商品は部材も含め国産品です。FRP業界に於いて、永年、製造技術に関する技術指導に携わって参りました弊社が、この国難を克服する為、培って来たFRP成型技術の粋を結集して開発致しました。
この商品の他、マシンガンで撃たれても内部の安全を守れる、紛争地域向けの、「防弾・防爆風仕様」(実用新案登録済、特許申請中)や、簡易核防護機能(同)、又、この商品の強度アップのカスタマイズの御要望(要実費)など、ワンストップで対応出来ます。お気軽に御相談下さい。
---------------------------------------------------------------
スポンサーサイト
THEME:地震・天災・自然災害 | GENRE:ニュース |